お宮参りはいつやる?準備は何が必要?

育児

今回はお宮参りについて詳しく説明いたします

出産後から10歳までのお祝い事をさらっと解説します

🔹 出産直後~1年目

時期行事名内容
出産直後命名・名付け赤ちゃんに名前を付け、命名書を飾るなどする。
生後7日目お七夜(おしちや)命名披露と赤ちゃんの健やかな成長を願う。家族でお祝いすることが多い。
生後1ヶ月前後お宮参り赤ちゃんの健康と成長を祈願して、神社に参拝。
生後100日目頃お食い初め(百日祝い)赤ちゃんが一生食べ物に困らないようにと願う儀式。形式的に食事を口元に運ぶ。
生後半年頃ハーフバースデー(任意)生後6か月を祝う行事。写真撮影などが多い。
1歳の誕生日一升餅・選び取り一升餅を背負わせて健康を願い、「選び取り」で将来を占う遊びも行う。

🔹 幼児期(1歳~6歳)

年齢行事名内容
毎年11月頃七五三3歳(男女)、5歳(男の子)、7歳(女の子)で行う、健やかな成長を祈願する行事。神社参拝と晴れ着が定番。
年1回誕生日家族でケーキなどを用意し、子どもの成長を祝う。

🔹 小学生(6歳~10歳)

年齢・時期行事名内容
小学校入学時(6〜7歳)入学式小学校への入学を祝う。ランドセル・制服・記念写真などが定番。
小学校生活運動会・学芸会など学校主催の年中行事。家族で観に行くことが多い。
10歳(小学4年頃)二分の一成人式(1/2成人式)成人(20歳)の半分を迎える記念行事。学校で開催されることが多い。

✳ その他の行事(任意)

  • 節句(ひな祭り・こどもの日):季節の行事で、女の子は3月3日、男の子は5月5日。
  • 初節句:生まれて最初のひな祭り・こどもの日。
  • クリスマス・年末年始行事:家庭の文化によって祝われる。

お宮参り

お宮参りは、赤ちゃんの誕生を神様に報告し、健やかな成長と幸せを祈願する日本の伝統的な行事です。以下に、お宮参りについて服装・やり方・場所・その他のマナーなどを詳しくご説明します。


🌸 お宮参りとは?

▶ 意味

生後約1ヶ月の赤ちゃんを、氏神様(地域の守り神)に初めてお参りさせる行事。赤ちゃんの健やかな成長と無事を祈願します。


📅 実施時期

  • 男の子:生後31日目
  • 女の子:生後32日目

地域や体調・天候によって前後しても問題ありません。赤ちゃんやお母さんの体調が最優先です。


🏯 場所

▶ 主に「氏神様」の神社

  • 地元の神社(氏神様)にお参りするのが基本。
  • 近年は、有名な神社(明治神宮、住吉大社、熱田神宮など)で行うケースも。

▶ 予約が必要か?

  • 祈祷を受ける場合は予約が必要な場合あり(神社に事前確認)
  • 初穂料(はつほりょう:祈祷料)が必要(¥5,000〜¥10,000が一般的)

👘 服装

▶ 赤ちゃん

  • 祝い着(着物):白羽二重の内着+外に掛け着(紋付き着物)
    • 男の子:鷹、兜、松など力強い柄
    • 女の子:桜、蝶、手毬など華やかな柄
  • 肌着やベビードレスの上に掛け着を羽織り、大人が抱っこして「着せかける」形。

▶ 母親

  • 和装(訪問着、色無地) or フォーマルな洋装(ワンピースやスーツ)
  • 授乳しやすく、体に負担の少ない服が◎

▶ 父親

  • スーツ(ブラック・ネイビー系)、もしくは和装

▶ 祖父母

  • 準礼装またはフォーマルな服装(母親より目立たない控えめな装いがベター)

🙏 お宮参りの流れ

手順内容
① 神社へ到着受付でお宮参りの旨を伝え、初穂料を納める(祈祷を受ける場合)
② 祈祷(希望者)神職による祝詞奏上、鈴の儀、玉串奉奠など
③ 写真撮影神社内やスタジオで記念撮影
④ 会食(任意)家族で食事会を行うことも多い

💴 初穂料(祈祷料)

  • 金額:¥5,000〜¥10,000が相場(神社によって異なる)
  • のし袋:紅白蝶結びの祝儀袋に「初穂料」または「御初穂料」と書き、下に赤ちゃんの名前を書きます。

📸 写真撮影について

  • プロに依頼するケースも多い
    • 出張カメラマン
    • スタジオ撮影
  • 神社によっては撮影禁止の場所もあるため、事前確認を!

📝 注意点・マナー

  • 赤ちゃん・母親の体調優先で無理しない
  • 掛け着の「紐」を掛けるのは、通常は父方の祖母(地域により異なる)
  • 祈祷の時間や混雑を避けるため、平日や午前中が人気
  • 冬場や夏場は防寒・暑さ対策を忘れずに

✅ お宮参り準備チェックリスト

📅 1~2週間前までにやること

  •  神社を選ぶ(地元の氏神様 or 有名神社)
  •  神社に祈祷の予約・初穂料の確認(必要な場合)
  • 衣装の準備(レンタル・購入・家族から借りる)
    •  赤ちゃんの祝い着・ベビードレス
    •  母親の服装(和装 or フォーマル洋装)
    •  父親の服装(スーツ or 和装)
    •  祖父母の服装(控えめな準礼装)
  •  記念写真の予約(スタジオ・出張カメラマンなど)
  •  会食場所の予約(希望する場合)
  •  のし袋(紅白蝶結び)を準備

🧳 前日までに用意するもの

持ち物✅準備
赤ちゃんの祝い着(掛け着)[ ]
ベビードレス・肌着・おむつ[ ]
ミルク・哺乳瓶・授乳ケープ[ ]
母子手帳・保険証(念のため)[ ]
防寒具や日よけ(天候・季節に応じて)[ ]
ガーゼやタオル[ ]
初穂料(のし袋に入れる)[ ]
カメラ・スマホ充電[ ]
着替え・抱っこ紐(必要に応じて)[ ]

📍 当日の流れ(簡易スケジュール)

時間内容✅完了
到着(予約時間の15〜20分前)神社受付・初穂料提出[ ]
祈祷(約20〜30分)赤ちゃんの健康と成長を祈願[ ]
記念撮影神社境内またはスタジオ[ ]
会食家族でお祝い(任意)[ ]

💡 ワンポイントアドバイス

  • 📷 写真撮影は赤ちゃんが機嫌の良い時間(午前中)がベスト!
  • ☀ 暑さ・寒さ対策は季節に応じて万全に。
  • 🎀 掛け着をかけるのは通常「父方の祖母」が担当(地方差あり)。

初穂料について

初穂料(はつほりょう)は、神社でご祈祷を受ける際に納める謝礼のことです。お宮参りでは、赤ちゃんの健やかな成長を願って神様に奉納します。以下に、初穂料の金額・のし袋の書き方・包み方などの具体的な方法をご案内します。


🔖 初穂料の相場(お宮参り)

  • 5,000円〜10,000円が一般的
  • 有名な大きな神社では10,000円以上の場合も
  • 神社によって金額が決まっていることもあるので、事前に電話やホームページで確認しましょう

📝 のし袋の書き方

● のし袋の種類

  • 紅白の蝶結び(何度あってもよいお祝いごと)
  • 水引が印刷された略式タイプでも可(カジュアルな場合)

● 表書き(上段)

  • 「初穂料」または「御初穂料」

● 名前(下段)

  • 赤ちゃんの氏名(フルネーム)
  • 両親の名前を書く地域もあるが、基本は赤ちゃん名義で問題なし

● 筆記具

  • 毛筆 or 筆ペン(黒墨)
  • 万年筆やサインペンは避けるのがマナーとされる

💴 お金の包み方

  1. 新札を用意する
    • 折り目のないきれいなお札が望ましい
  2. お札の向き
    • 表(肖像画)を表に向けて、上側(人物の顔)が袋の上側にくるように

📥 中袋の書き方(ある場合)

  • 表面に金額(例:「金壱萬円」など漢数字)
  • 裏面に赤ちゃんの住所・氏名

💡金額の表記例:

  • 5,000円 → 金伍仟円
  • 10,000円 → 金壱萬円
  • 30,000円 → 金参萬円

✅ 実際に持っていく際のポイント

  • のし袋は袱紗(ふくさ)に包んで持参すると丁寧
  • 神社受付で「お宮参りの祈祷をお願いします」と伝え、初穂料を渡します

こちらが【お宮参りの初穂料】に使うのし袋の記入例です。手書きで丁寧に記入するのが基本ですが、以下の形式を参考にしていただければ問題ありません。


🧧 のし袋 記入例(表書き)

  ┌───────────────┐
  │         │
  │  御初穂料   │ ← 表書き(中央・やや上)
  │         │
  │  佐藤 太郎  │ ← 赤ちゃんの氏名(中央・やや下)
  │         │
  └───────────────┘

※赤ちゃんの名前は「ふりがな」は不要です。筆ペンや毛筆で書くのが正式です。


💴 中袋の記入例(ある場合)

● 表面

 金壱萬円

※「金10,000円」ではなく、**漢数字(旧字体)**で書くのが丁寧です。

数字漢数字
1
2
3
5,000円金伍仟円
10,000円金壱萬円
30,000円金参萬円

● 裏面

  住所:東京都〇〇区△△1-2-3  
  氏名:田中 陽翔

※赤ちゃんの住所と名前を記入。必要に応じて両親の名前を併記してもOKです。


✅ その他のポイント

  • 筆ペンを使う場合は濃い黒の水性タイプが好ましい(薄墨は弔事用)
  • 名前が長い場合は、バランスを見て少し小さめに書くと美しくなります
  • 神社で受付する時は、袱紗(ふくさ)に包んで持参すると丁寧な印象に

お宮参りは大切な行事ですので事前準備をしっかりと行いましょう

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